2016年4月1日、静岡県の焼津市でドローンを活用した防災航空隊、その名も「ブルー・シーガルズ」が発足しました。
焼津市は災害時の情報収集や道路・港の調査、広報用の写真撮影などで活躍する予定とのことです。
県内初のドローン防災航空隊
今回発足したこの「ブルー・シーガルズ」ですが、直訳すると「青いカモメ」でしょうか。
- Blue:青い
- Seagulls:カモメ
ブルー・シーガルズの隊員は焼津市の危機管理部を中心に職員15名で編成されているようです。
焼津市は「DJI Phantom 3 Professional」を導入したこともニュースになりましたが、ブルー・シーガルズでは配備されているドローン3機を活用し、災害現場の迅速な状況把握などに利用していくそうです。
DJI Phantom 3 Professional(4Kカメラ標準搭載)
現在、人口密集地域などでドローンを操縦できるパイロットは1名とのことで、今後は隊員向けの法律(航空法)関係の研修や飛行訓練などを実施し、パイロットの育成にも力を注いでいくそうです。
商用利用だけでないドローンの道とは
今、ドローンの活躍の場が急速に広がりつつあります。
ドローンによる空撮事業はもとより、ドローンによる配達、防犯サービスなど多岐にわたり、様々な企業がドローン産業に続々と参入してきています。
ただ悲しいことにドローンの事故などのニュースばかり大々的に取り上げられている中で、現在の風潮としてドローンにあまりいいイメージを持っていない人も多く存在します。
ただ、ドローンには様々な活用の道があり、今回のような防災時の状況把握にドローンを役立てようというところも次々と出てきています。
空からの映像を“リアルタイム”で手元の操縦装置(プロポ)で把握しつつ、その小回りの利く機体を活かして様々な情報収集に活躍できるポテンシャルをドローンは十分秘めているのです。
このような取り組みが広まることによって、「ドローンがあって良かった」、「ドローンに命を救われた」など、ドローンがなくてはならない存在となるのも、もしかしたら時間の問題なのかもしれません。
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