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無人航空従事者試験(ドローン検定)とは

無人航空従事者試験(ドローン検定)とは、2015年に発足したドローン検定協会株式会社が実施しているドローンに関する知識及び技能について客観的に評価し証明するための民間資格です。

目次

無人航空従事者試験(ドローン検定)を受ける意義とは

この試験を受ける主な意義とは、「自身のドローンに関する客観的な知識・技能を証明できる」ことです。

主に、「ドローン飛行申請時」と「ドローン業界に従事する際」に活用することができます。

ドローン飛行申請時の活用とは

ドローン飛行申請は、ドローンを飛行禁止空域や飛行方法に則ったルール以外で飛行させる場合などに法律で申請の義務が定められたものです。

この飛行申請が審査される際に最も重要視される要素が、“ドローンを飛行させても安全かどうか”です。

安全かどうかの審査においては、ドローンの機体性能や飛行時の計画などが総合的に判断されます。

その中には、ドローンの操縦者がどれほどのドローンに関する「知識」及び「技能」を有しているかが審査対象として大きな割り合いを占めています。

現在ドローンに特化した公的資格は存在していないため、ドローンに関する客観的な評価を与えることのできる唯一の資格である「無人航空従事者試験(ドローン検定)」を有していることが大きな意義を持ってくるのです。

ドローン業界に従事する際の活用とは

既に説明した通り、ドローンに特化した公的資格は現在存在しておらず、民間資格の「無人航空従事者試験(ドローン検定)」のみが唯一ドローンに関する客観的な評価を証明することのできる資格です。

資格とは、その資格を有している者がどれほどの知識・技能があるかという客観的な指標です。

英検・TOEIC・TOEFLなどは、英語が必要不可欠な職業に従事しようとする際に自身を公正に評価してもらうために欠かすことのできない資格であるのと同じです。

ベンチャー企業から大企業までドローン業界に参入する企業は今徐々に増えつつあり、今後はドローンに関する知識・技能を有する即戦力となる人材確保も多く採用されていくことになると思われます。

また、ドローンを設計・開発するだけでなく活用(空撮業務・報道業務など)する業界でも、メンテナンス業務などは今後増えていくことでしょう。

無人航空従事者試験(ドローン検定)の種類

無人航空従事者試験(ドローン検定)には「筆記試験」と「技能試験」の2種類が存在します。

The Association of Qualification Test of Drone

 

筆記試験(3級、4級)は誰にでも受験資格がありますが、その他の試験では受験資格について規定があります。

筆記試験

  • 筆記試験2級(筆記試験3級取得者が受験可能)
  • 筆記試験1級(筆記試験2級取得者が受験可能)

技能試験

  • ドローン操縦士試験(筆記試験3級取得者が受験可能)
  • 空撮技能試験(筆記試験3級取得者が受験可能)
  • FPV技能試験(筆記試験3級取得者が受験可能)
  • 公認技能員試験(筆記試験2級取得者が受験可能)

まずは筆記試験3級を目指しましょう

無人航空従事者試験(ドローン検定)では筆記試験の3級をまず目指すとよいでしょう。

その後の受験可能な試験の幅も広がりますし、これからドローンに積極的に従事していく方や飛行申請で自身の知識・技能をアピールするのであれば3級程度の知識は持っていなくてはいけません。

試験の概要

試験は年6回実施され、3級の試験はマークシート方式です。

各設問4択の選択肢の中から1つだけを選択し、1問2点で全部で50問あります。

3級合格者には合格の証明として、受験日から1ヶ月以内に合格証(カード)が届けられます。

2016年の試験実施日

  • 1月24日(日)15:00~
  • 3月21日(月)15:00~
  • 5月26日(木)17:00~
  • 7月28日(木)17:00~
  • 9月25日(日)15:00~
  • 11月27日(日)15:00~

ドローン検定協会「公認対策テキスト」

ドローン検定協会より販売されている公認の対策テキスト(筆記試験3級)です。

これから無人航空従事者試験(ドローン検定)を受験しようと考えている方もしくはドローンの知識をもっと深めたいと考えている方は一度テキストを見てみてはいかがでしょうか。


無人航空従事者試験(ドローン検定) 標準テキスト 3級対応 改正航空法・完全対応版 (ドローン検定協会)

 

外部リンク:ドローン検定協会ホームページ

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