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ドローンとラジコン(RC)ヘリとの違いとは

今話題のドローンですが、昔から愛好家の間で飛ばされてきたラジコンヘリとなにが違うのでしょうか?

ここでは、ドローンとラジコンヘリとの違いについて考えてみます。

目次

ドローンとラジコンヘリとの違いとは

ドローン=マルチコプター(プロペラが複数あるもの)というイメージを持たれている方も多いかもしれません。

しかし、ドローンはプロペラが複数あるものを指す言葉ではありません。

つまり、ラジコンヘリと同様にプロペラが1枚だとしても広義的にはドローンと呼ぶ場合もあるということです。

ラジコンヘリとは

ラジコンヘリは昔から愛好家の間で飛ばされてきました。

しかし、その価格や維持費などから言わば大人の金銭的余裕のある方が主立っていたのではないでしょうか。

また、ラジコンヘリ(空を飛ぶラジコン)に興味があったとしてもなかなか手を出しづらいもう一つの理由がありました。

そう、ラジコンヘリは操縦が難しいのです。

空を飛行させるものである以上、何かしらのトラブル等で墜落してしまうことは避けることができません。

墜落=機体の破損

という図式は誰でも想像できるでしょう。

せっかく高価なラジコンヘリを所持できたとしても、墜落により失う可能性を考えてしまいラジコンヘリに手を出すことに二の足を踏む思いをした方もいるかもしれません。

まとめると、ラジコンヘリ初心者にとっては次のような懸念材料があるのです。

  • 機体が高価
  • 操縦の難易度
  • 墜落の懸念(修理などの維持費がかさむ)

対するドローンは?

では、同じ空を飛ぶラジコンに相当するドローンはラジコンヘリに比べてどうなのでしょうか?

ドローンもラジコンヘリ同様、墜落の危険性は十分存在します。

また、高画質な空撮をしようとすると機体の価格も自然と高くなっていってしまいます。

ここまでは、ドローンとラジコンヘリに主な違いはありません。

しかし、ドローンとラジコンヘリには決定的に大きな違いが存在します。

それはドローンの「自律性」です。

ドローンの「自律性」とは

ドローンの「自律性」とはいったい何なのでしょう?

ドローンには各種センサー類(ジャイロセンサー超音波センサーなど)が搭載されており、それらから得た情報はドローンのCPUで処理され適切な飛行制御がほぼ自動で行われます。

これは高価なドローンだけでなく、数千円で入手できるようなドローン(トイドローン)でも例外ではありません。

ドローンはこのセンサー類によって操縦難易度がラジコンヘリに比べて圧倒的に低くなっているのです。

トイドローンなどであれば“対象年齢”も低く設定されており、子供でも自由に操縦することができます。

ドローン初心者の方でドローンを初めて飛行させるときでも、ホバリングなど基本動作については問題なくこなすことができるでしょう。

ラジコンヘリとのもう一つの大きな違い

もう一つ、ドローンとラジコンヘリとでは大きな違いが存在します。

それはドローンの直観的な操縦を追求した機体の存在です。

基本的なドローンの操縦方法は、操縦装置(プロポ)を使用しラジコンヘリとほぼ同じです。

しかし、ドローンの中にはスマホなどにアプリをダウンロードして操縦したり、専用のプロポでスマホアプリと同等の操縦が可能となっています。

スマホを前に傾ければドローンは前に進み、右に傾ければ右に進むといった具合です。

このように直観的な操縦も言ってしまえばドローンの「自律性」のなせる業とも言えます。

人が感覚に頼ってむちゃな操縦をした時でさえも、ドローンの飛行制御がその操舵コマンドを「墜落」しないレベルの実操舵にまで適切に落とし込んでくれているのです。

まとめ

ドローンとラジコンヘリは同じ空を飛ぶラジコンの仲間ですが、飛行に至るまでの過程が人が主体となるか機体が主体となるかで大きく異なるのです。

ドローンがドローンたる所以は、適切にコントロールされた飛行制御により「墜落」の可能性を低く、また操縦の難易度が下がったことにより誰でも自由に空を飛ばすことができるところにあります。

ただし冒頭でも言った通り、空を飛ぶ以上絶対に墜落しないなんてことはあり得ません。

ドローンが発端となり法整備が次々と進むこととなった一つの要因も「誰でも気軽に飛ばせる」というところにあります。

ドローンの飛行が次々と制限されていく中、周囲への配慮を一番に、飛ばしても良いかしっかりとした判断をすることが重要です。

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